便秘や下痢、腹痛について
お腹がユルくなったり、便秘になってしまった・・・
そんな症状が出て困ったことはありませんか?
お腹の不調は、イライラや肌荒れ、免疫の低下などお腹の不調だけにとどまらないこともあるので、早く原因を突き止めて対処をしたいですよね。
結論としては、ミドリムシの飲み方などによっては便秘や下痢の症状が出てしまうこともあります。
この記事を監修した専門家
管理栄養士 阿部友美
【経歴】十文字学園女子大学卒業後、管理栄養士を取得。同大学で研究助手をしたのち、食品メーカーにて健康に関する情報発信や、共同研究先大学に出向し研究に従事。糖化反応によるメラニン産生作用を発見、特許出願。化粧品の開発にも携わる。
目次
・お腹の調子が悪くなってしまうことはあるの?
・便秘について
・下痢について
・まとめ
1.お腹の調子が悪くなってしまうことはあるの?
ミドリムシを摂取してお腹の調子が悪くなってしまうことはあるのでしょうか?
ミドリムシの口コミを見ていると、中には「お腹がユルくなってしまった」「便秘になってしまった」「お腹の痛みを感じる」という声もあります。
それらの真偽と原因について解説します。
便秘になってしまう利用と対策
ミドリムシを飲み始めて便秘になる場合は、食物繊維を多く含むパラミロンの急激な大量摂取が原因かもしれません。
固い便が腸内にとどこおってしまい、便秘になってしまうということです。
そうならないようにするには、次のような対策をしましょう。
- 水分をしっかりと補給すること
- 一日の摂取量の目安を守ること
- 少量から摂取するなどの調整をしてみること
ミドリムシを摂取して症状が出た場合には、使用は中止して、医師に相談してください
下痢になってしまう理由と対策
下痢になってしまう場合も、パラミロンによる可能性が高いでしょう。
下痢症状がでる前に、次のような対策をしておきましょう。
- 水分、塩分の補給はたっぷりと
- 摂取量を少し控えてみる
- 他のミドリムシサプリメントに変更してみる
2.便秘について
便秘は、非常に多くの人を悩ませている問題です。
日本では470万人が便秘に悩んでいるといわれています。
詳しく具体的に解説しますね。
便秘の原因って?
主な便秘の原因として、以下の6点が考えられます。
- 食物繊維の不足
- 運動不足
- ストレス
- 腸内環境が悪いこと
- 水分不足
- 薬(刺激性の下剤の常用・一般薬の副作用)
便秘は、腹部のハリ・腹痛・食欲不振・吐き気・肌荒れ・イライラ・頭痛などのトラブルを引き起こす原因になってしまいます。また、長期的には動脈硬化や乳がん、いぼ痔のリスクを高めてしまいます。
一般的な便秘の改善方法
便秘には多くの方が悩まされているので、改善方法もさまざまです。
大きく分けると次のような改善方法があります。
- 生活習慣・食生活の改善
- 適度な運動
- お腹のマッサージ
- ストレス対策
- 下剤、浣腸
- 便秘外来
これらの対策の中で、即効性があるのは下剤、浣腸や便秘外来です。しかし、下剤は継続的に使用し続けていると自然な排便リズムが崩れ、より刺激の強い下剤でなければ効果が出なくなってしまうケースがあります。また、浣腸や外来にはできるだけ頼りたくないものですよね。
一方、生活の改善や適度な運動、マッサージ、ストレス対策は、便秘改善には必須ですが、なかなか効き目の強い即効性のあるものではありません。食生活については、いろんな情報が多く出回っているので「結局何が便秘解消に効くのかわからない」という方も多いようです。
健康的に便秘を改善するには、生活習慣や食生活から体質を変えていくのが理想的ですが、仕事や家事・育児に追われて、なかなかそれが難しいというのが現実ではないでしょうか。
3.下痢について
下痢もとても身近なお腹の不調の症状ですよね。
急な下痢は職場や外出先で困ってしまいますし、長く続くときには体調不良にもつながります。
下痢の原因って?
下痢の原因として、食中毒やウイルス性の風邪、大腸がんや大腸ポリープなどの下痢を伴う病気が原因とするもの以外では、以下の原因が考えられます。
- 腸内環境の悪化
- ストレス
- 食べ過ぎ、飲み過ぎ
- 冷え
- 生活習慣の乱れ
これらの原因から下痢の症状が出ているときは、腸の働きに異常が生じてしまっているという共通点があります。
腸が正常な働きをできないため、便からきちんと水分を吸収することができず、結果的に液状の便が排出されてしまうということです。
一般的な下痢の対策とは?
便秘の場合と異なり、下痢は慢性的なものでなければ様子を見て対応する場合が多いでしょう。
ただし、ストレスや生活習慣の乱れなど、原因が分かっている場合は生活習慣を整えて体調を立て直す必要があります。
- 消化の良いものを食べる
- 温かいものを食べる
- 体を冷やさない
- 睡眠を十分にとる
- ストレスを発散する
などが効果的です。
便秘の場合と同様、日常的な食生活や生活習慣がとても重要です。
※下痢が続く場合には、大腸がんを始めとした大きな病気が隠れていることもありますので、病院にかかって診てもらった方が良いでしょう。
4.まとめ
お腹の調子の側面から、ミドリムシ摂取について紹介しました。
その日の体調などで、人によってはミドリムシの摂取が、お腹の調子を崩す原因となる可能性があります。
不調が生じた場合はサプリの摂取を止めて、すみやかに医師に相談することをおすすめいたします。
水分補給やミドリムシの摂取量の調整で改善することもありますが、医師に相談の上、行ってください。