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癌やアレルギー予防に「ビタミンD」

元気な老夫婦のイラスト│長寿の秘訣とされるビタミンDとは?

このカテゴリーでは、ユーグレナ(ミドリムシ)に含まれる成分をひとつずつ紹介しています。今回は「ビタミンD」の登場です。

花粉症やインフルエンザなど、様々な分野で研究されている万能薬?!

花粉症に悩む女性の画像│ビタミンDは花粉症やインフルエンザといった分野で研究されている万能薬?

ビタミンDは水ではなく脂に溶ける成分です。
紫外線を浴びることによって、皮膚に含まれるコレステロールから作られることから 「サンシャインビタミン」 とも呼ばれています。

ビタミンDの働きとして良く知られているのは、骨を強くすること。
これは、体内に取り込まれたビタミンDがカルシウムの吸収を促進させる働きをしているからです。
つまり、ビタミンDが足りないと、せっかく摂取したカルシウムが吸収されずに体外に出てしまいます。

近年の研究では、ビタミンDが関係する物質は全身のほとんどの組織から発見されており、その重要性が改めて注目されています。
それを裏付けるように、以下のような症状、分野においてビタミンDの効果が期待されています。

  • 筋肉強化
  • インフルエンザ予防
  • がん(乳がん、腸がん)
  • 糖尿病
  • 肥満・メタボリック症候群
  • リウマチなどの自己免疫疾患
  • パーキンソン病、うつ、アルツハイマー病、統合失調症、中枢神経腫瘍などの精神・神経疾患
  • 慢性腎臓病
  • 長寿
  • 薄毛
  • アレルギー予防(花粉症、ぜんそく、アトピーなど)

欧米の基準だと日本人の摂取量はまったく足りない!

枡いっぱいに盛られたしらすの画像

ビタミンDを多く含む食品の筆頭は以下のような海の幸です。

  • アンコウの肝(アンキモ)
  • シラス干し
  • イワシ
  • ニシン
  • イクラ
  • サケ
  • サンマ

キノコや野菜にも含まれてはいますが、その量は遠く及びません。ちなみに、海の幸として思い出されるエビ、カニ、タコ、イカ、貝類といった背骨のない生物にはビタミンDは含まれていません。

しかし、最近は食生活の欧米化により摂取量は減少傾向をたどっています。
また、特に女性は日焼けを嫌うため、体内(皮膚)での生成量も激減しています。

さらに!
アメリカやカナダなどでは、前項で紹介したビタミンDと多くの症状との関係性を示す研究結果を受けて、人間が必要とする量を大幅に引き上げています。
その結果、摂取目安量は日本の2~3倍
これは食事だけで摂ることがほぼ不可能な量なのです。

まとめ

その重要性が年々に高まっているにもかかわらず、摂取量が減少しているビタミンDは、サプリメントによる積極的な摂取が必要な成分と言えそうです。

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