人体でもっとも多い「カルシウム」
このカテゴリーでは、ユーグレナ(ミドリムシ)に含まれる成分をひとつずつ紹介しています。今回は必須微量元素(必須ミネラル)に分類される「カルシウム」です。
心臓を動かしているのもカルシウム?!
カルシウムは体内に最も多く含まれている必須微量元素(必須ミネラル)で、その量は 体重の約1~2% と言われています。
そのほとんどが骨や歯の主要な構成成分として存在しています。
当然ながら、カルシウムには骨や歯の健康を維持する働きがあります。
しかし、そのほかにも以下のような役目も担っています。
- 血液凝固因子という酵素を活性化させる止血作用
- タンパク質との結合による筋肉収縮作用
- 神経伝達の維持作用
2番目の筋肉収縮作用は心臓にも当てはまります。つまり、心臓を規則的に拍動させているのはカルシウムの力ということになります。
また、3番目の神経伝達の維持には緊張や興奮などの刺激に対して神経を安定させる作用も含まれます。カルシウムにはイライラや過敏症などのストレスを緩和する働きもあるということです。
多くの日本人はカルシウムが不足している!
近年、日本人は慢性的なカルシウム不足状態にあると言われています。
足りないカルシウムは骨に蓄積された分から使われます。
そのため、子どもは骨の成長が遅れ、大人は骨密度が下がりってしまいます。
また、脳や神経系のバランス異常が起こることもあります。
カルシウムを多く含む食品は以下が挙げられます。
- 乳製品
- 豆や大豆製品
- 小魚や海藻類
- モロヘイヤやシソ、バジルなどの野菜
ただ、それぞれの食品の吸収率は、
- 乳製品…50%
- 小魚や海藻…30%
- 豆や大豆製品…18%
- 野菜…18%
とされています。
そこで、腸でのカルシウム吸収を促進するビタミンD、骨に沈着させる成分を活性化するビタミンK、ともに骨の形成に関与するマグネシウムなどと一緒に摂ることをオススメします。
また、吸収率の高いユーグレナ(ミドリムシ)サプリメントもカルシウム補給に最適です。
まとめ
厚生労働省は1日600mgのカルシウム摂取を呼びかけています。
しかし…これはカルシウムに限ったことではありませんが…自分の摂取量を知ることはなかなか難しいと思います。
また、カルシウムは骨に蓄積されているため、不足による症状を急に感じることはありません。病院などで定期的に骨密度(骨量)を計測し、現在の状態を知ることも重要です。