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13種類すべてのビタミンを持つ「ミドリムシ」

「生命」を意味するvitaからその名前が付いたビタミン。その働きはまさに生命活動に欠かせないもの。なんとミドリムシには13種類全てのビタミンが含まれています。
今回は『13種類すべてのビタミンを持つ「ミドリムシ」』と題し、ビタミン13種類の働きを簡単に解説します。そして、日常の生活でビタミンがどのように私たちの健康や美容に役立っているかについて紹介します。

管理栄養士

この記事を監修した専門家

管理栄養士 阿部友美

【経歴】十文字学園女子大学卒業後、管理栄養士を取得。同大学で研究助手をしたのち、食品メーカーにて健康に関する情報発信や、共同研究先大学に出向し研究に従事。糖化反応によるメラニン産生作用を発見、特許出願。化粧品の開発にも携わる。

目次

1. ビタミンは現代人が不足しがちな栄養素
2. ミドリムシに含まれるビタミン9種類!簡単解説
3. まとめ

1.ビタミンは体内でつくれない重要な栄養素の総称

ビタミンは体内でつくれない重要な栄養素の総称
健康に生きるために不可欠な栄養素でありながら、不足してしまいがちな栄養素がビタミンです。
ビタミンは水に溶けない脂溶性ビタミンと水に溶ける水溶性ビタミンとに分かれます。
〈水に溶けない脂溶性ビタミン〉

  • ビタミンA
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンK

〈水に溶ける水溶性ビタミン〉

  • ビタミンB1
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • 葉酸
  • ナイアシン
  • パントテン酸
  • ビオチン
  • ビタミンC

上記に分類されます。それぞれ働きは異なりますが、人間の生命維持に大きくかかわっている栄養素です。
もう少し詳しく説明します。ビタミンの定義は、「少ない量で動物の健康に影響を及ぼし、体内では必要量を作れない有機化合物の総称」です。
文章が少しややこしくなりましたが、ポイントは2つです。

  • 体内で必要量をつくれないこと

ビタミンは必ず食品などで外から摂取しないと、必要量が摂れない栄養素だということです。

  • 総称であること

ビタミンには全部で13種類ありますが、それらは役割も構造も全く異なる別物だということです。
そのため健康に過ごすためには、13種類のビタミンの役割を知って、不足しないように補うことが大切ということですね。ミドリムシにはビタミン13種類全てが含まれているので、ビタミンの働きを知るにもちょうどいいですよね。

2.ミドリムシに含まれるビタミン13種類!簡単解説

ミドリムシに含まれるビタミン13種類の役割について簡単に解説します。

ビタミンA(α-カロテン、β-カロテン)

ビタミンA(α-カロテン、β-カロテン)
ミドリムシは「プロビタミンA」といわれるα-カロテンとβ-カロテンが含まれています。これらはカロテノイドという色素の仲間ですが、体内でビタミンAに変化します。
にんじんやほうれん草などビタミンAが豊富といわれている野菜はβ-カロテンを多く含んだものが多いです。一方、うなぎや鶏レバーなど動物性の栄養素はビタミンAそのものを含んでいます。
ビタミンAには以下の働きがあります。

  • 健康を維持する機能

また、α-カロテンやβ-カロテンはビタミンAにはない働きがあります。

ビタミンD

ビタミンD
カルシウムの吸収が悪くなってしまうので、カルシウム不足を助長してしまいます。

ビタミンK

ビタミンK
注意点として、ワーファリン(血液を固まらないようにする薬)を飲んでいる方は、ビタミンKが薬の効き目を弱めてしまうことがあります。ミドリムシの商品を購入する前に、かかりつけの医師の先生に相談するようにしてください。
>「ミドリムシを飲んで影響はある?安全なの?徹底解説」

ビタミンB1

ビタミンB1
>「忙しいあなたにミドリムシの栄養素が効果的!?」

ビタミンB2
ナイアシン(ビタミンB3)

ビタミンB2ナイアシン(ビタミンB3)

ビタミンB6

「ミドリムシのGABAで!?」
心身の健康にとても重要な栄養素ですが、腸内でわずかながら生成されるので、欠乏症の心配はありません。

ビタミンB12

ビタミンB12
ビタミンB12は動物性食品に多く含まれているビタミンです。

葉酸(ビタミンB9)

葉酸が特に重要なのは、妊婦、授乳婦の方です。

パントテン酸

かつてはビタミンB5と呼ばれていて、ビタミンB群の仲間です。
動物、植物にまんべんなく含まれるので、欠乏の心配はありません。

ビオチン(ビタミンB7)

ビオチン(ビタミンB7)
ビオチンは、「ビタミンB7」あるいは「ビタミンH」と呼ばれることもあります。
知名度はイマイチですが、最近さまざまな効果が知られ注目されているビタミンです。
通常の食生活をしていれば欠乏の心配はありません。

ビタミンC

ビタミンといえば、ビタミンCを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。
その役割を見てみると、確かに健康の面でも美容の面でもすごい働きをしてくれるのが確認できます。

3.まとめ

ミドリムシに含まれる13種類のビタミンを紹介しました。
ビタミンの中にもビタミンC、Eなど野菜や果物に多く含まれるものと、ビタミンB1やビタミンDのように動物やキノコに多く含まれるものとがありますが、動物と植物の両方の特徴を持っているミドリムシだからこそ全てのビタミンを揃えられたのかもしれませんね。
ちなみに、ビタミンB群とビタミンCは水溶性のため、一度にたくさん摂取しても余った分は尿として排出されます。ですので、ミドリムシのサプリメントを飲む際にも、朝、昼、夜と1日3回に分けて飲むなどの工夫をすれば、その貴重な栄養素を無駄なく体内に摂取できますよ。
ビタミンの働きだけでも、日々の体調のサポートや美容、健康維持に大きな効果があることがお分かりいただけたでしょうか?ミドリムシを実感したい方は、全種類のビタミンが含まれているミドリムシサプリを試されてみてはいかがでしょうか?

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