骨や神経の生成、健康維持「マンガン」
このカテゴリーでは、ユーグレナ(ミドリムシ)に含まれる成分をひとつずつ紹介しています。今回は微量元素(ミネラル)に分類される「マンガン」の登場です。
重要器官である下垂体の機能向上も期待できる
乾電池の材料として知られているマンガンは、私たちの体の中で以下のような働きをしています。
- タンパク質や糖質、脂肪などを消化吸収する酵素を活性化
- 血液などの生成に深く関係
- 消化作用を補助
- 骨や靭帯、神経などの健康を維持し強化
- 脳の下にあり多くのホルモンを分泌する下垂体の機能を高める
マンガンを多く含む食品は、 レバー、ほうれん草、穀類、ナッツ類、大豆、お茶 などが挙げられます。
骨や血液の状態を正常に保つ
マンガンは自然界に多く存在しているミネラルなので、通常の生活を送っていれば欠乏することはほとんどありません。
しかし、極度に不足すると
- 発育不全
- 骨の退化
- 血糖値の上昇
- 血中脂肪酸が増え動脈硬化の危険性が増す
など、特に血液に関するトラブルが起こりやすくなります。
一日の摂取量は、成人男性が4mg、女性が3~3.5mgで上限は10mg とされています。
まとめ
マンガンはエネルギーを生み出す仕組みのほか、血液、ホルモン、骨、神経などの健康維持という重要な役割を担っています。
食事やサプリメントを使ってしっかりと摂取することが重要です。